ベルリンの戦い

これまでのあらすじ

時は第二次世界大戦。ドイツ軍の将校を暗殺せよと命令を受けた主人公は、単身敵首都ベルリンに乗り込みその計画を果たすはずが、トラブルによりわけのわからないところに着地してしまった。
困っていたところをソ連軍に拾われ、色々パシリをやらされてようやくベルリンに送り届けてもらえると言う話になったのだけれども・・・

ミッション4 最強のタンクコマンダー

見上げたプロ根性で、何が何でもベルリンへ向かわなければならない主人公は、ようやくソ連のパシリの立場から開放されベルリンへ向かう事が出来るようになりましたが、その為にソ連軍が用意した移動手段は、
主砲がぶっ壊れた壊れたT-34モドキの上部機関銃手と言うとても素敵なポジションでした。
主砲はぶっ壊れている!
安田大サーカスの団長みたいなソビエトの偉い人から、主砲はぶっ壊れているから、機関銃でなんとかしろと言うとても親切なアドバイスを受け、主人公の乗ったT-34モドキは先を急ぎます。
MG42は強い
さて、主砲がぶっ壊れているため、現在この戦車の実質的な戦闘力は主人公の操る機関銃1丁分しかありません。
しかもこれからこの戦車が進んでいくルートはドイツ軍の支配する地域ですから当然激しい抵抗が予想されます。
そんな中を主砲がぶっ壊れた戦車一騎で駆け抜けるとは、さすがは散々酷い命令を下してきた団長です。
最後の最後で一番ぶっ飛んだ事をさせてくれました。
主砲が壊れた戦車なんて普通は修理の為本国送りです。
それをあえて真逆の敵陣単独突破させようと言うのですから、団長はやはり器が違います。
しかしそんな修羅場はこれまでもくぐって来たし、これからも何どとなく、くぐり続けるであろう気がする主人公は、この戦車唯一の機関銃で敵をなぎ倒し進んでいきます。
トラック爆破
主人公の乗った進路上に、乗り捨てられたトラックが何台か停まっていましたが、機関銃で撃ちまくって全部爆破しました。
それにしてもこの機関銃恐ろしい威力です。
発射速度が凄まじく速く、おおよその計測ですが分速1200発ぐらいの速さで弾丸を撃ちまくっています。
この形状、そして1200発と言う発射速度から考えて、この機関銃はMG42だと思うのですが、MG42はドイツ軍の機関銃です。
何故ソビエトの戦車に搭載されているのでしょうか?
壊れた戦車と言っていましたから、ひょっとすると元から積んでいた機関銃も壊れてしまっており、代わりに敵からパクったMG42を搭載させているのかもしれません。
最前線では敵軍の鹵獲兵器の使用はよくあることです。
ティーゲル接近中!?
MG42の威力に助けられ、主砲が壊れているにもかかわらず順調に進んでいた戦車ですが、何とここでドイツ軍のティーガー戦車(タイガー戦車)が現れたとの情報が飛び込んできます。
ティーガー戦車と言えば、数ある戦車の中でも指折りの有名どころで、ドイツ第三帝国陸軍と言えばと言うか、もうドイツ軍と言えばティーガー戦車と言うぐらいの戦車です。
機関銃で立ち向かえ!
前面装甲100ミリを誇るこの重戦車を相手にするのは、主砲のぶっ壊れたT-34
事実上たった1丁のMG42機関銃です。

例え主砲が壊れていなかったとしても、滅茶苦茶不利な強敵であるのに、さらに主砲が使えないとなると、これはもう勝ち目なんてスズメの涙程もありゃしないのですが、武器がこれしかない以上とりあえず撃って撃って撃ちまくります。
ティーゲル撃破!
頑張って100発以上撃ちこんでみたところ、突然ティーガー爆破炎上!
普通機関銃の銃弾なんて、装甲が10ミリもあれば全く通用しないハズなのですが、
最大100ミリ、薄いところでさえ25ミリもあるティーガー相手に、機関銃で勝ってしまいました。
そもそも戦車と言うのは、元々機関銃弾をハネ返し、塹壕を突破するために作られた代物なので、普通の機関銃でやられてしまうなんて、戦車として最低限の水準すら達成出来ていないと言う事になります。
古今東西戦車と言えば必ず出てくるティーガー戦車が、機関銃で大爆発だなんて全国1000万のドイツ戦車ファンが見たら、涙で前が見えなくなりそうですが、ここはMG42の威力がそれだけ凄まじかったと言う発想の転換で乗り切りましょう。
やはりドイツの科学力は世界一です。
さて、何とか最大の危機を乗り切った主人公は、その後現れる敵兵もなぎ倒し、なんとかこの危機を脱したのでありました。
これでミッション4は終了です。
時間にして4分くらいでしょうか。